サザエさんレポート 2023年10月8日放送分

重要。サザエさんレポート。

憧れのインタビュアー

ノリスケ、開幕早々カツオのメダカを飲む。この飛ばしっぷりに全国の視聴者はもう釘付けである。


どうやら最近、ノリスケがやけに仕事に張り切っているみたいだ。普段だったら磯野家で昼寝をしているのに、今日は伊佐坂先生の原稿が上がるまで付きっ切りで見張っているらしい。


そうか、ノリスケが磯野家と何ら血縁関係もないくせにあそこまで仲が良いのは、伊佐坂の原稿が上がるのを待つために磯野家で暇を潰していたのがきっかけだったのか。「仲良しの男が隣人の小説家に付く編集者だなんて、都合が良すぎるにもほどがあるよ」と思っていたが、ノリスケが編集者だからあそこまで磯野家と仲良くなったのだ。二十歳になった今、サザエさんという作品の糸が少しずつ解けようとしている。


ノリスケが仕事に力を入れているのは、担当している雑誌で憧れの作家にインタビューする企画が生まれ、そのインタビュアーに選出されたいが為だという。業績をバンバン残し、憧れの仕事をゲットしたいというワケだ。

ノリスケ、バリバリ働くがどこか空回りなご様子。インタビューの仕事が来たかと思えば、「文学賞候補者のご家族にインタビュー」という全く興味の無い方々へのインタビューの仕事だったりする。


これをきっかけに自分をアピール出来るかもしれない、と切り替えるノリスケであったが、「落選したとき用の写真」の撮影をお願いするという失礼極まりない提案をし上司に叱られる。


駅でガッカリしているノリスケの元へ、波平とマスオが通りかかる。磯野家に連れて帰り、みんなで励ましの言葉をかける。しかし「お前にはもともと無理だから気にすんな」という意味合いの酷い言葉しか出なかったため、ノリスケはさらに落胆。


しかし翌日、ノリスケは元気を取り戻していた。家族と一晩過ごして気分が回復したのだそう。インタビュアーの仕事も無事獲得。良かったね。


ちなみに今回初めて知ったのだが、ノリスケの名字は「波野」であった。「波野ノリスケ」。「海苔」じゃなくて「波乗り」の「ノリ」だったのね……。

 

父さんの常備薬

なかなか心配になるタイトルである。


冒頭、酔っ払った波平が壊れたaiboのような動きで夜道を歩いている。道中、同じく酔っ払っている知り合いと出会うが、波平は彼が誰だか思い出せない。顔は確かに見覚えあるのだが、何も思い出せない。しかも面倒なことに、その人物と明日会う約束をしてしまう。


家に帰り、あれは誰だったのかと考える波平。家族に聞いて回るも、話だけ聞いて分かる訳なかろう。よく分からない人間と明日会う約束をしてしまった波平。お互い酔っ払っていたのだから気にする必要もないと思うが、彼は気にするのだ。


翌日。河川敷でサッカーをしているカツオだったが、転んで膝を擦りむいてしまう。そこへ偶然通りかかった男が傷の手当てをしてくれた。あまりの手際の良さ。そしてサングラスをかけているが、明らかに昨夜波平と会った人物である。物語の結末がだんだん分かってきた。


カツオもどこかで見覚えがある様子。波平は二日酔いに苦しんでおり、薬箱を開けて胃薬を探すがなんと切らしてしまっていた。フネにバレたら「飲み過ぎですよ!」と怒られてしまいそうなので、こっそり1人で薬局に出かける。なんと情けない姿であろうか。


そこで波平、昨日会った男は薬局の人だということに気づく。明日会う約束をしたのも、波平が明日胃薬を買いに来るだろうと分かっていたことによる粋な計らいであった。そこにカツオも通りかかり、同じくさっき傷の手当てをしてくれた人が薬局の人だと気づく。


波平には身体を大切にしてほしいものだ。

 

カツオ画伯誕生

図工の時間。同級生の似顔絵を描くことになった。カツオは「早川さんにしようか、かおりちゃんにしようか……」と肉食系男子の片鱗を見せるが、当然のように隣の席の人の似顔絵を描く事に決められ、花沢の似顔絵を描くことに。そりゃそうだろと言いたい。


カツオ、筆が進まない。お互い授業終了までに完成させる事が出来ず、カツオと花沢は宿題として似顔絵を描く羽目になった。カツオはやる気が無くて描ききることが出来なかったのは分かるが、花沢は恐らく「あえて」描ききらなかったのだろう。似顔絵を宿題に持ち込むことで、2人だけの時間を意図的に作る計画である。なかなかの策士。


この話を聞き、マスオも芸術に挑戦。サザエをモデルにするが、理由を聞かれてうっかり「野菜だと高くつくからねぇ」と答えてしまうミス。


カツオ、宿題が進まない。気づけば提出は明日。しかも算数の宿題も残っている。夜中までかかりやっとの思いで描きたくもない花沢の似顔絵を仕上げるが、様子を見に来たマスオが「頑張れよっ」とカツオの背中を叩いたところコップに入った水をこぼしてしまい絵が水浸しに。同情の余地がないやらかしをしでかしたマスオ。「しょうがない。絵は僕が描くよ」と責任をとるマスオであったが、どう考えても彼は算数の宿題をやるべきである。


夜通しかかり、なんとか絵は完成。提出に間に合ったが、これはマスオが描いた絵である。


何か良くないことが起こりそうな予感がするが、案の定、良くないことが起こる。数日後、クラス代表の似顔絵を一枚選出することになり、なんとマスオの描いた絵が選ばれてしまう。居たたまれないカツオ。


しかし、花沢だけは気づいていた。


「あの絵、磯野君が描いたんじゃないでしょ」


と指摘する花沢。彼女の察しの良さには恐怖心を覚えてしまう。


カツオ、正直に先生に謝りに行き、許して貰う。波平に叱られるカツオとマスオであったが、


「今回のところは許してやろう」


と許して貰う。今回ばかりは、と言うが、「許さない」パターンも波平は用意しているのだろうか。彼のことだ。用意なんてしていないに決まっている。

 
 

じゃんけん


パーで負けました。

 



タイトルとURLをコピーしました