サザエさんレポート 2023年9月10日放送分

重要。サザエさんレポート。

怪しいネクタイたち


 デパートのネクタイ売り場にて、研修生のお姉さんたちから色々なネクタイを勧められ、ついには4本もネクタイを購入してしまったマスオ。これには視聴者も愛想が尽きる。首は1本しかないのに、どうしてネクタイを4本も買う必要があるのか。どうやらお姉さんたちに囲まれてウハウハしてしまったようで、財布の紐が緩んだそうだ。


 マスオは4本のネクタイのうち3本をノリスケに売りつける。これで、マスオはネクタイによっぽど興味がないことが分かる。ノリスケはさっさとその3本を知人にプレゼントして華麗に消費。困ったときのノリスケである。我が家の家系図もどこかでノリスケと繋がっていてほしいものだ。


 せいせいとしたマスオであったが、次の日、通勤の電車内で、ネクタイ売り場の店員さんに出会う。


「私が勧めたネクタイ、着けてくださってるんですね」


と褒められいい気になったマスオであったが、「明日からが楽しみです」
と言われ表情を曇らせる。これは、残りの3本も着けて来ないといけないのではないか。しかし、既にそれらのネクタイはノリスケによって消費されてしまった。マスオ、苦渋の通勤ルート変更を決断する。


 ノリスケが消費したネクタイのうち1本は伊佐坂先生の元へ渡ったようである。しかし、彼はネクタイをつけるような人間ではない。そのまま奥さんの手によって波平にネクタイが渡る。世界恐慌下のブロック経済圏を彷彿とさせる世間の狭さに、Z世代の私は目をパチパチさせるしかない。


 マスオの話に魅せられて同じようにネクタイ売り場へ向かうアナゴ。妻へは「露店で500円で売っていた。マスオが選んでくれた」と嘘をつく。マスオの名前を出す理由がいくら考えても見つからないが、名前を出したことによって磯野家に連絡が入り、本当は露店でなど買っていないことがバレる。そしてノリスケが白状したことにより、事の経緯が全てバレ、アナゴは妻にこっぴどく叱られるのであった。


 ネクタイ1つでこうもてんやわんや出来るなんて、サザエさんの世界は賑やかで良い。隕石でも落ちたらどれだけ賑やかになるのか見たいものである。

 

失言にはご用心


 新しいワンピースを購入したカオリ。それをカツオ、「この前テレビで見たニシキアナゴみたいだ」と悪口みたいな褒め言葉を口にしてしまい、カオリの激高を買う。


 この回のカツオは全体的に鈍い。いつもなら未然に防ぐであろう失言を次々と口にしてしまう。カツオにも調子の悪い日はあるだろうが、少し心配になってしまうレベルであった。


 カツオは自身の失敗をすぐに家族に共有した。磯野家はみんな情報の共有が早い。自身が恥ずかしくなるような話題でも、すぐに他の家族に話す。この代謝の良さによって、彼らはストレスを抱え込むことなくほのぼのと生きていけるのだろう。私も是非その生き方を真似したいものだが、話題の共有先として真っ先に思い浮かぶのが匿名掲示板であるのだから、現実はやはり上手くいかない。


 磯野家メンバーも失言が多い。マスオは人の家の子供を「匹」で数え、波平はよそのご主人が描いた絵を「お子さんの絵ですか?」と言って怒らせる。波平の例に至っては、下手と捉えられる絵を何も言わずに波平に見せたご主人にも責任がある気がするが、それでも失言続きの一家である。


 カツオ、カオリの元に行って誤ろとする。この行動力はつくづく羨ましいと感じる。しかし、途中で遭遇した花沢の服を「カエルみたい」と言ってしまい怒らせる。褒め方が下手にも程がある。


 カオリにも花沢にも嫌われた。もう学校に行けない、と絶望に追いやられるカツオ。彼にも彼なりの絶望があるのだと思うと、サザエさんの世界は案外ほのぼのしていない。


 部屋でバッドに入っているカツオの元へ、なんとカオリ・花沢ペアがやってくる。状況を把握できないカツオと私であったが、どうやらサザエが呼んだらしい。謝る機会を設けてくれたのだ。あー、現実もこんな感じでトントン拍子で事が進めばいいのだが。

 

 



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